コートのないバスケ


その昔、学校の近くのとある場所にバスケのリングがポツンとひとつだけありました。そこで学校帰りの生徒たちは自分たちのボールを持っていってよくバスケをやってましたけど、別にゲームをやるわけでもなくいつもただゴールに向けてシュートして遊んだり1対1でオフェンスとディフェンスにわかれて勝負したりしてるだけでした。

そしてその1対1で友人2人が勝負していた時のことなんですが、片方は必死にドリブルしながら相手からボールを守り、もう片方は激しいディフェンスでどんどん相手をリングから遠いところに追いやっています。

そして2人ともボールから目を離さず夢中になりすぎ、コートもなく審判もいないので誰もとめず、どんどん移動して下校中の学生の列のど真ん中にボールをダムダムしながらつっこんでいく2人。周りの学生たちは何この人たち?みたいな顔で見てました。

いつのまにやら2人はリングから遠い遥か彼方まで移動していました。たぶん2人は我に返ったとき自分たちがどこにいるかわからなくなっていることでしょう。


スポーツ雑記